風呂敷の包み方のご紹介
風呂敷は、包む以外にもさまざまな用途があります。
結び方をアレンジして華やかなギフトラッピングや、バッグとしてもお楽しみいただけます。使い終われば折りたたんで小さく。
風呂敷の基本の結び方から、フォーマルな包み方はもちろん、カジュアルなバッグ使いまで、風呂敷の使い方をご紹介いたします。
基本の結び方
風呂敷の基本の結び方は「真結び」と「ひとつ結び」。この2つが出来れば何でも包めるようになります。
-
真結び
真結びは一度結べば解けません。
縦結びにならないように気を付けましょう。
1両端をそれぞれ持つ。
2ｂを後ろにして両端を交差させる。
3ｂをａに巻きつけるように前に倒してから、ａの下をくぐらせ後ろへ。
4ａを左に倒し、ｂをその上にかぶせる。
5かぶせてできた輪に、下からｂを通す。
6両端を引っ張り、完成。
-
ひとつ結び
真結びと合わせて使うと風呂敷使いのバリエーションが広がります。
1端をもつ。
2輪をつくる。
3手前から輪をくぐらせ後ろへ通す。
4先端を引っ張り、完成。
包み方のご紹介
お使い包み
真結びをすることで中味もしっかり安定し運びやすくなります。リバーシブルなら結び目の裏面を出してアクセントにしてもおしゃれです。
1主柄を奥にして風呂敷を裏返して広げ、包むものを中央に置く。
2手前の端をかけ、箱の下に折り込む。
3奥の端をかぶせる。余った部分は、下に折り込む。
4-1 左右の角を中央で真結びをする。
4-2
4-3
4-4
4-5
5完成
平づつみ
唯一、結び目の無いスタイル。「平づつみ」は一番シンプルですが、一番格の高い包み方。主柄が映え、あらたまった日のお届け物にはおススメです。
1主柄を奥にして風呂敷を裏返して広げ、包むものを中央に置く。
2奥の端をかけ、仕上がりの主柄の見え方を確認。包むものの位置を微調整する。
3奥の端をいったん戻し、手前の端をかける。端を箱の下に折り込む。
4左端をかける。
5箱角のふろしきの重なりを整えながら、右端をかける。
6奥の端をかける。中身の幅に合わせるように調整し、先端を下へ巻き込む。
7完成
花包み
花包みは、人気NO.1のふろしきラッピングです。四角の箱や丸型の缶も包むことができます。
1包むものを中央に置く。
2手前と奥の角を箱のトップにたぐりよせる。
3根元をしっかりと握る。
4左右の角をそれぞれ3で握った後ろから回し、後方で交差させ前方に持ってくる。
5前方に持ってきた左右の角を、たぐりよせた根元の手前で真結びする。
63で右手に持っていた先端を手前と奥に開き、中央の穴を確認。
7手前と奥それぞれに、先端から3センチほどの箇所をつまみ穴に差し込む。
8穴に差し込むと同時に、花びらの根元を引き上げると花が立体的になり完成。
バームクーヘンの包み方
バッグの口が開閉しやすい包み方です。
1 包むものを中央に置く。
2-1 手前と奥の左右の端をそれぞれ大きく1回結ぶ。
2-2
3手前と奥の先端を左右それぞれ真結びする。
4形を整えて完成。
今回掲載している結び方は、「ふろしき専門店 むす美」さまよりご紹介いただきました。
ふろしき専門店 むす美
京都発ふろしきブランド。
シンプルで多機能な「ふろしき」は、様々なシーンで役立つサステナブルアイテム。
現代の暮らしに寄り添うふろしきのデザインや使い方をご提案され国内外から注目を集めています。