- 歳時の時期
- 歳時名
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商品
- 1月7日
- 人日の節供じんじつのせっく
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七草餅
12月中旬頃
- 日本には古くから年のはじめに野に出て若草を摘む風習がありました。
一月七日の人日の節供にいただく七草粥は、この若草摘みが中国伝来の行事と結びついたもの。
もとは米や粟など七種の穀物を汁物にしていただくことで一年の無病を祈るものでしたが、時をかさねる中でセリやナズナ、ゴギョウといった春の七草を使ったお粥をいただくかたちになりました。
- 3月3日
- 上巳の節供じょうしのせっく
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ひなほろろ
2月中旬頃
- ひなまつりのはじまりは古代中国でおこなわれた厄除けの風習だと伝えられます。
日本では三月上旬の巳(み)の日に紙の人形へ穢れをうつし、川に流して身を清めました。
こうした風習に貴族の子女のままごと遊びなどが結びついてできたひなまつり。雛人形や雛道具など、節供を飾る品々にも女児の成長と幸せを願う気持ちがこめられています。
- 5月5日
- 重五の節供ちょうごのせっく
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柏餅
4月上旬頃
粽4月中旬頃
- 五月五日の端午は重五とも呼ばれる初夏の節供。
もとは香りの強い薬草で邪気を祓う行事でしたが、のちに菖蒲が武運や武勇を重んじる「尚武」に通じるとして男児の成長を祝う日となりました。
節供に縁のあるお菓子は粽と柏餅。粽はその起源を古代中国の詩人にちなむとも、円錐形を蛇に見立て虫を追い払ったとも伝えられます。柏餅は新芽が出るまで古い葉が落ちない柏を使い子孫繁栄の願いをこめたお菓子です。
- 7月7日
- 七夕たなばた
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星あかり
6月下旬頃
- 天の川のほとりでひときわ輝く二つの星。
年に一度、七月七日の夜だけ織女(しょくじょ)と牽牛(けんぎゅう)が出会えるという伝承は中国から伝えられ、多くの人に親しまれてきました。
七夕にはこうした物語とともに、昔から様々な風習がおこなわれてきました。竹や笹に短冊を結び、星に願いを託すのものそのひとつです。
- 9月9日
- 重陽の節供ちょうようのせっく
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栗子もち
8月中旬頃
- 九月九日は重陽の節供。
かつて平安時代の宮中では菊の花びらを浮かべた菊酒や、真綿を菊の花にかぶせ夜露をうつした着せ綿など、長寿を願い様々な行事がおこなわれました。中国から薬草として伝えられた菊は花もちがよく、不老長寿の言い伝えとあいまって長寿の象徴とされた植物です。
また、この時期に稲の刈り取りや収穫祭が行われたことから重陽の節供は栗の節供とも呼ばれました。